【ダーウィン6日AAP】アウトバックを旅行中に連絡が途絶えたとして、ドイツ人2名への捜索願が5日に提出されたが、両名の安全が6日に確認された。このため警察は、定期的な連絡はアウトバックでの責任であるとの見解を示した。
今回捜索願が出されたのは、ドイツからワーキングホリデーでオーストラリアを訪れている31歳の2名。NT準州ウルルーを訪れた後に、ダーウィン経由でパースへ向かう予定であったという。
当初は週に1度の割合でシドニーにいる友人に連絡があったが、6月19日を最後に連絡が途絶えており、予定されていた5日に両名がこの友人の姪の家に到着しなかったことから、捜索願が提出された。
だが警察は翌日6日、WA州のコーラル・ベイでボート・ツアーに参加している2名の安全を確認したと発表。ケリー・ハリス上級刑事は「オーストラリアの広大さを理解し、いかなる旅行者も遠隔地へ向かう場合はプランを立て、定期的に連絡を取るのが責務だ」と話した。さらに同刑事は「アウトバックを旅行する際は緊急事態に備え、万全の準備をするべきだ」と呼びかけた。