【キャンベラ10日AAP】ブルテン誌によれば、国内には、オーストラリア人男女20~25人からなるテロ活動を起こす可能性の高い危険なグループが存在しており、彼らは常時監視状態に置かれているという。
諜報機関と政府関係者が同誌に語ったところによると、国家の安全保障を脅かすテロ攻撃を引き起こしえる非常に危険なグループが存在し、対諜報活動として詳細な電話、電子メール、手紙類の傍受が行われているという。諜報機関員の1人は、「一般の人は、爆弾の作成は容易なことと考えているかもしれない。単純な爆弾なら簡単に作れるのは本当だが、真に破壊力のあるVBIEDs(vehicle-borne improvised explosive devices:車両搭載簡易爆発物)を作るには、イラクやアフガニスタンで学べるような専門知識が必要となる」と語った。
諜報機関員が語ったところによれば、今年後半にシドニーで予定されているAPEC会議が、テロリストの恰好の攻撃対象となる可能性が高いという。9月8、9日の週末にかけて行われる会議には、George W Bush(ジョージ・ブッシュ)米大統領、Hu Jintao(胡錦涛)中国国家主席、Vladimir Putin(ウラジミール・プーチン)露大統領を含む、アジア太平洋地域各国の代表が集まる予定。