【キャンベラ26日AAP】最新のオ―ストラリア健康・福祉機関の報告書によれば、国内の薬物中毒患者の中、アルコール中毒で治療を受けにくる患者が最も多いという。
2005年から2006年にかけて、全国664ヶ所の公営アルコール・薬物中毒患者治療機関を通し15万人以上の患者を対象に行われた調査によると、助けを求めにきた10人中4人がアルコールが最大の問題と回答し、15%がアルコールと他の薬物の両方に問題があるとしている。大麻が違法薬物の中毒患者に最も多く使用されており、大麻が最大の問題と回答したのは25%、ヘロインが14%、覚醒剤(アンフェタミン)が11%となっている。
使用する薬物の種類は中毒患者の年齢と深く関係しており、30歳以上ではアルコールが最大の問題で、若い年齢層では大麻となっている。20歳以下で治療を受けた中毒患者の2人に1人が大麻中毒。薬物中毒で助けを求めてきた患者の平均年齢は31歳、3分の2が男性。