【ブリスベン4日AAP】ブッシュファイアーの頻発する時期を前にして、QLD州では火災の危険性が高い地域の住民に、家族や住宅を守るための行動を呼びかけている。同州の警察と消防は住民が火災時に最善の行動を取れるよう指導を行っている。
リー・ジョンソンQLD州消防局長は「森林に隣接する地域の住民はブッシュファイアーへの対策を取り、住民は発生時にいち早く避難するつもりなのか、あるいは住宅を火災から守る行動を取るつもりなのかを決めておく必要がある」と述べている。
ブッシュファイアーは例年8月から多発し始めるのだが、いくつかの予防策を講じておくことで家族や住宅をブッシュファイアーから守ることができるとジョンソン局長は語っている。例えば家屋周辺の雑木・雑草を取り除き、ごみなどを片づけておくことで、家屋焼失の危険性は軽減する。また、建物の側面を湿らせ、ドアや網戸の下の隙間をふさぎ、窓際にはカーテンを取り付けたり家具を置いたりしないことなどの対策も取ることができる。
避難をする場合には、あらかじめ立てておいた計画に従っていち早く避難をし、最後の最後まで避難をのばすことは危険である。「どこに、どのように避難するのか、何を基準に避難を決断するのかなどを今から決めておいたほうがよい」と同局長は述べている。