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高校修了資格保持者の割合、目標は90% 経済効果を狙う

 【キャンベラ6日AAP】オーストラリア産業(Ai)グループとダセルドープ・スキルズ・フォーラム(DSF)の報告で、オーストラリアは今後10年にわたり予想される技術者不足を補い、経済成長を維持するためには、高校あるいは専門学校の修了資格保持者の割合を19%上昇させる必要に迫られていることが明らかになった。

 オーストラリアの2005年の卒業者のうち、高校・専門学校の修了資格保持者の割合は67%。この割合は過去15年間でほとんど変化しておらず、現在、経済協力開発機構(OECD)諸国28カ国中オーストラリアは20位に位置している。

 DSFのジャック・ダセルドープ会長は、政府は修了資格保持者の割合を2015年までに90%にまで上げることを目標にすべきとしている。90%にまで引き上げることで、上位に位置するOECD諸国に近づくことができ、オーストラリアにとって非常に大きな経済的効果が期待できると語った。

 「アクセス・エコノミックスは、目標値の90%が達成できれば、GDPを年間1.1%上昇させることができ、これにより2040年までに92億ドルを生み出すことができると予想している」

 AiグループのCEO、ヘザー・リドアウト氏は、政府は技術者不足の問題を解決するための政策を講じているものの、さらに綿密なアプローチが必要とした。

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