【キャンベラ8日AAP】オーストラリア準備銀行は8日、昨年11月来初となる公定歩合の引き上げを発表し、金利は6.25%から過去10年間で最高の6.50%となった。
これにより、標準変動金利制の平均的住宅ローン25万ドルに対し、金利は現行の8.05%から8.30%に上昇することになり、一月当り約50ドルの負担増となる。6月末までの第2四半期に、予想外の急激なインフレーションが記録されたことから、経済学者らは今回の準備銀行の動きを予測していた。
2005年の総選挙以来5度目となる今回の公定歩合の引き上げは、2002年来9度目のもので、次の連邦総選挙をわずか数ヶ月後に控えての発表となった。