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アリススプリングス、酒類購入には写真付き身分証明書が必要

 【ダーウィン9日AAP】NT準州砂漠の町アリススプリングスで、アルコールが原因となった反社会的行動への対策が市民によって切望される中、酒類購入の際に写真付き身分証明書の提示が必要とされる新たな規制が施行された。さらに同準州政府は、週に1日禁酒日を設ける法案も検討中。

 同準州クレア・マーティン首相は、今回の新規制導入を「国内で過去に施行されたことのない最も徹底した飲酒問題への措置」と語り、同政府が、アリススプリングス市民の訴えに耳を傾けたことを強調した。同市内では今月初旬から全ての公共区域で禁酒となっており、さらに2週間以内にも、悪評高いタウンキャンプ区域を禁酒地区に指定することが予定されている。

 酒類購入時に提示される身分証明書内容は、電子IDシステムを通して政府のデータベースへ送られ、購入者の1日のアルコール購入量と裁判所命令の有無が記録されるという。

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