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元豪軍兵士、インフルエンザで死亡

 【ブリスベン10日AAP】元豪軍兵士で3人の子供の父親である男性がインフルエンザとみられる症状で死亡したのをうけ、QLD州保健局はインフルエンザへの警戒を再度呼びかけている。

 死亡したのは、ブリスベン北方のナラングバ在住のグレン・カインドネスさん(37)で、搬送先のブラックウォーター病院で7日死亡した。現在検死が行われているが、これまでのところA型インフルエンザに感染していたことが確認されている。

 カインドネスさんの妻キャスリーンさんは「夫はとても健康で、いつも健康には気をつけていました。元軍人ということもあり、健康であることが生活の一部になっていたのです」と語っている。カインドネスさんは死亡する前日の6日、職場に出勤したものの妻に電話で体調の悪化を訴えていた。「電話で話したときに、異変を察知できなかった自分がとても憎い」とキャスリーンさんは語っている。

 今年、QLD州保健局に報告されたインフルエンザ感染者数は1,917名であり、昨年の同時期の656名を大きく上回っている。QLD州保健局長のジャネット・ヤング博士は、咳や頭痛、高熱などの症状があり、インフルエンザの疑いがある場合には、一般開業医の診察を受けるようにと述べている。

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