領事館安全情報

City to Surfマラソンにおける交通規制

1.APEC交通規制

本年9月上旬は、APECに参加するために各国首脳や閣僚がシド

ニーを訪問することから、シドニー市内において各種規制がなされる予定です(高級事務レベル会合から、閣僚会合、首脳会合が行われる9月2日から9日までは「APECリーダーズ・ウィーク」と呼ばれます)。この期間においては、市内の移動には通常以上時間がかかることが見込まれますので、市内及び空港等にお出かけの際には、時間の余裕を持って行動されることをお奨めします。

APECリーダーズ・ウィーク中の規制については、以下の豪州政府のホームページで広報されています(あるいは広報される予定です)。

www.apec2007.org/leadersweek(こちらには、APECリーダーズ・ウィークに関する一般的なFAQの他に、「Sydney Bulletin 4」に交通規制の概要がまとめてあります。)

・www.rta.nsw.gov.au(道路に関する情報)

www.131500.info、www.cityrail.info(公共交通機関に関する情報)

上記「Sydney Bulletin 4」の概要は、以下の通りです(ただし、最新情報については、上記の豪政府の各ウェブサイトでご確認下さい)

(1)総論

交通規制措置等は9月2日から徐々に開始され、同7~9日がピークとなる。しかしながら、9日午後遅くからはこれらの措置は大幅に軽減される。交通量を少なくするため7日は臨時の祝日となる。主立った公共交通機関には制服の警官が配置されるなどしてセキュリティが強化される。

(2)自動車による移動等

(a)APEC期間中、シドニー・ハーバー・ブリッジ、Cahill Expressway、ハーバートンネル、ウエスタン・ディストリビューター及びイースタン・ディストリビューターは引き続き一般に開放される。

(b)空港周辺及び市内の主要道路は車列移動のため影響を受ける。車列移動の時間は公表不可だが、7日及び9日午後及び夜は各国首脳の到着出発のピークに当たるため、移動には余計に時間がかかる。

(c)シドニー中心部(CBD)の交通規制の詳細は追って連絡される。APEC期間中、CBD内での民間車両の運転は可能。但し、7~9日の間のCBDの北側への運転は奨励しない(迂回路の指示が出される)。

(d)King、George、Macquarie、Alfredの各通りに囲まれた地域は期間中車列等が頻繁に移動する地域となる。同地域は、一般人に開放されるが、警察による高いレベルの警戒体制が敷かれる。同地域への民間車両の進入は、警察による車両検査の対象となる。3~10日の間、同地域での路上駐車禁止(同地域内にあるパーキングステーションに駐車することは可能)。同地域でタクシーを捕まえることは可能だが、時間がかかる可能性あり。

(e)7~9日の間、首脳等の安全な移動を可能とするため、Macquarie Street及びBridge Streetの一部並びにいくつかの周辺の通りが閉鎖される。歩行者の通行は妨げられないが、車列の移動等の影響で移動に時間がかかる可能性あり。

(f)今後更に「制限区域(restricted areas)」が定められるが、詳細は追って通報される。制限区域へはAPECタスクフォースによって登録された者か、識別された住民、在勤者及び顧客以外のアクセスは禁止。制限区域への民間車両の進入は、早朝、深夜及び日中2時間だけに制限される。同区域内のパーキングステーションは警察が管理する。

(3)公共交通機関

(a)列車

Circular Quay、Museum、St Jamesの各駅は7~9日の間閉鎖。Circular Quay行のCity CircleはCentral止まりとなるか、Town Hall経由North Shore Line行となる。Central、Town Hall、Martin Place、Wynyardの各駅はAPEC期間中開放される。North Shore Line及びEastern Suburbs LineはAPECの影響を受けない。Circular Quay又はロックスに行く場合の最寄り駅はWynyardとなる。3~6日のCityRailのダイヤは通常通り。7~9日については、suburbanについては通常通り、intercityについては7日のみ修正ダイヤで、8~9日については通常通り。10日朝のラッシュアワーからすべての路線につき通常ダイヤに復帰。Airport Rail Linkについては、APEC期間中通常運行であるが、7~9日の間はCircular Quay、Museum、St Jamesの各駅には停車しない。

(b)バス

3~6 日の間、Circular QuayのEastern Regional向けバスターミナルはElizabeth StreetとMartin Placeの交差点に移転。7~10日の間、Circular QuayのバスターミナルはElizabeth StreetとPark Streetの交差点(ハイドパーク)に移転。APEC期間中、Town Hallからロックス及びMillers Pointへのバスは運行。3~6日の間のバスのダイヤは通常通り。7日は日曜日ダイヤを適用。

(c)フェリー

以下の2つの例外を除きAPEC期間中通常通り運行。2~10日の間、シドニーハーバーのMan O’war埠頭は閉鎖。

・マンリー行きJetCatは7~9日の間運行せず。

・SuperCat及びRiverCatを含むすべてのフェリーは、7日は通常の祝日ダイヤ、8~9日は通常の週末ダイヤ。

(4)各会場のアクセス

(a)オペラハウスは、3~9日の間、閉鎖。ガバメントハウスは、2~10日の間、閉鎖。Royal Botanic Gardensを含むオペラハウス及びガバメントハウス周辺部分は、7~9日の間、閉鎖。

(b)コンベンションセンター(SCEC)は、8月28日から9月9日まで閉鎖。SCECのパークサイド及びベイサイドにあるレストラン等も閉鎖。

(c)ロックス、Circular Quay、Darling Harbourのレストラン等は、APEC期間中も通常通り営業

(d)7~9日の間、Art Gallery Road及びMrs Macquaries Roadで何らかの交通制限(含む歩行者)あり。

(e)7~9日の間、Conservatorium of Musicの北側のエリアからBennelong Pointまでは閉鎖。

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2.APEC期間中の窓口業務のご案内

領事業務担当窓口(34階)は9月3日(月)~9月6日(木)も通常通り営業いたします。

広報文化担当窓口(33階)は9月3日(月)~9月6日(木)まで閉鎖いたしますので予めご了承ください。

なお、9月7日(金)はAPECによる公休日のため、当館は休館となります。当館の休館日の詳細は当館ホームページをご覧ください。

http://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/Geninfo.htm

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3.海上自衛隊練習艦隊ダーウィン寄港(艦内一般公開の「中止」

7月11日発の当館メールマガジンにてご案内しました海上自衛隊練習艦隊ダーウィン寄港の際の艦内一般公開につきましては、ダーウィン港の安全対策上の理由から、開催が困難なため「中止」となりましたので、宜しくご理解願います。

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4.City to Surfマラソンにおける交通規制

8月12日(日)にCity to Surfマラソンが行われます。開催にあたっては、市内からボンダイまでの各周辺道路にて大規模な交通規制が行われますので、ご注意ください。City to Surfマラソン及び交通規制の詳細については下記ホームページをご覧ください。

http://city2surf.sunherald.com.au (City to Surfマラソンについて)

http://www.rta.nsw.gov.au/newsevents/city_to_surf_2007.html (交通規制について)

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5.領事業務関係

(1)在留届

在留届が提出されていると、旅券の切替時や在外選挙人登録に必要な書類の一部が省略できますし、留守宅からの「海外で事故にあったのでは」といった安否確認にも役立ちます。

在留届の記載内容に変更(住所や同居家族の変更等)が生じた場合には「変更届」を、帰国の際には「帰国届」の提出をお忘れなく。

(2)領事出張サービス(ダーウィン、ヌメア)

先月号のメルマガでもお伝えしましたが、北部準州のダーウィン及びニューカレドニアのヌメアへの領事出張サービスを9月中旬~下旬頃(9月17日からの週及び24日からの週)に実施する予定です。在外選挙人登録、在留届、旅券、証明、戸籍・国籍届、査証等に関する相談や申請・交付を受付けますので、両都市に在留されている方は是非この機会をご利用ください。

※領事出張サービスをご利用予定の方は、諸手続をスムーズに行うためにも、事前に当館領事部までご相談ください。

電話:(02)9231-3455、 Fax:(02)9223-4027

(3)安全情報

飲食店における置引き被害に関する注意喚起

シドニー市内を中心に、人通りが多く混雑した地域の飲食店(カフェ、ファーストフード店、レストラン、フードコート、パブなど)において、在留邦人の置引き被害報告が続いています。最近では、サーキュラーキー、タウンホール周辺のカフェにおける被害が目立ちます。

当館でも従前から注意喚起しておりますが、被害者とならないためにも以下の点にご注意下さい。

○飲食中でも、貴重品や財布の入ったバッグや上着などを、椅子の背もたれに掛けたままにしない。また、自分の背後や足下など、目の届かないところにバッグ等を置かない。

※バッグ等は御自分の膝の上に置かれることをお薦めします。

○友人など同行者が一緒の場合は、必ず誰かが席に残る。

○一人で飲食する場合には、席を離れる際に必ず貴重品を持って移動する。

○見知らぬ人に話しかけられても、バッグ等から目を離さない。  

(4)参考情報

メルマガ39号(5月号)において、シドニー・サバーブで邦人の多く済んでいる場所をお知らせしましたが、今回も邦人の多い地域をお知らせします。

○400人以上

シドニー、チャッツウッド、クレモーン、ニュートルベイ、モスマン。

○300人以上

アーターモン、ノースシドニー、ウイロウビー、ピアモント、ランドウイック、レインコウブ、セントレナーズ

○200人以上

ボンダイジャンクション、ボンダイ、デーワイ、ノースブリッジ、セントアイビス、フレンチフォーレスト、マンリー、サリーヒルズ、マルーブラ、ホーンズビー、キャマレー、アシュフィールド

○100人以上

フォレストビル、アルティモ、リンドフィールド、ロックデール、ピンブル、ダーリングハースト、グリーブ、ツラムラ、クローマー、クローズネスト、ノースライド、コガラ、キララ、キングスフォード、キラニーハイツ、ゴードン、ビーコンヒル、クージー、パディントン、ニュータウン、ケンジントン、ローズビル、ベルローズ、ハーストビル、ポッツポイント、ナラウィーナ、コラロイプラトー、マリックビル、ハーボード、コラロイ、ウィーバードン、ライド、ストラスフィールド、キャッスルコーブ、ワーロンガ、エッピング、ボンダイビーチ、ローズベイ、ウーロンゴン、グレイズビル

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6.文化行事

今月の主な文化行事をご紹介します。日時、入場料などについては、変更されていることもありますので、お出かけ前にご確認下さい

(1)五百旗頭真防衛大学校校長講演会

日米関係、安全保障分野などで多数の著書のある国際政治学者で現防衛大学校校長である五百旗頭真氏による講演会。今回は、冷戦後の世界のうねりと東アジアの安全保障をテーマに、日本外交の方向性などについて講演を行う予定です。

詳細については、当館ホームページhttp://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/をご覧下さい。

開催日時:8月16日(木)17:30~18:30

場所:Lowy Institute

 料金:無料(要予約:t-susanna@tokyonet.com.auまで)

*なお、講演会は英語で行われます。通訳は入りません。

(2)国際交流基金(ジャパンファウンデーション)日本映画無料上映会

隔週水曜日に行われている日本映画上映会。

開催期間:8月22日、9月5日、9月19日 毎回18:30~

場所:Japan Foundation Multipurpose Room

料金:無料

WEB:http://www.jpf.org.au/02_events/w_jcinema.htm

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