【シドニー18日AAP】オーストラリアの高齢者たちが、有害な恐れのある薬を処方されている。フェアファック系の新聞が報じたところによると、2005年だけで40万人もの70歳以上のオーストラリア人が、有害な恐れのある薬を少なくとも1種類処方されたとみられている。
有害な恐れのある薬とは、アメリカの専門家らによってあげられた薬であり、高齢者への処方を制限するよう示されている。オーストラリアの高齢者に処方されているのは、主として不眠や不安など症状に処方される精神安定剤である。ちなみに、このような症状にはより安全な薬も存在する。
フェアファックス系の新聞では、年間に8.5万~11万人の65歳以上のオーストラリア人が、処方された薬による副作用で入院しており、このうち多くは回避することが可能であったと報じられている。