【キャンベラ２１日ＡＡＰ】ピーター・コステロ連邦財務相は２１日、２００６-７財年度の予算の黒字が、５月時の予想値１３６億ドルより３７億ドル多い１７３億ドルに上ったことを明らかにした。追加の歳入は、予想より２０億ドル低い支出と、１７億ドルの税収増によるもの。この中、約１０億ドルの税収増加分が法人税からのもので、企業の利益が増加したことを示している。
　コステロ氏は、「オーストラリア経済を強化するために、長期にわたって努力してきた成果が見えてきた」と、報道陣に語り、追加の歳入３７億ドルは、高等教育と医療制度への予算に割当てられる予定と述べた。

　野党は、連邦総選挙に勝利した場合、予算の２７億ドルを全国規模でのブロードバンドネットワークの構築助成金として割当てるとしている。