【キャンベラ21日AAP】ジョン・ハワード首相は21日、ABCテレビ局とのインタビューで、総選挙日が近づくにつれ、国民は、野党労働党ケビン・ラッド党首がはっきりした政策を何も提示していないことに気づき、与野党間の国民支持率は接近するだろうと語り、同氏が今までの野党党首がように、国民により強く訴えるための与党と異なった将来への展望を打ち出していないと指摘した。
21日に発表された最新の世論調査結果では、首相としてラッド氏を選ぶと回答した割合は46%と増加し、ハワード首相は39%となった。野党労働党と与党保守連合政権の2党間では、労働党を選ぶと回答した割合は1%減の55%、与党保守連合政権は1%増の45%だった。
ハワード首相は、「私を支持するかしないかに関らず、国民は私が明確な政策を打ち出していることを認めている。選挙日が近づくにつれて、ラッド氏が本当は何の公約もしていないことがより明らかになるだろう」と述べた。