【ダーウィン22日AAP】NT準州の自殺防止研究第一人者の1人、トニー・モーディニ博士によれば、自殺するアボリジ二男性の多くが、2つの世界のはざまに閉じ込められたように感じ、文化的な隔たりのなかで自分自身を失っているという。
バチェラー研究所のモーディニ博士は、8月28日にアイルランドで開かれる国際自殺防止協会の会合で、NT準州の先住民男性の自殺の起因となった歴史的、社会的、文化的要因について講演する予定。
同博士によれば、先住民は全人口のわずか30%を占めるだけにもかかわらず、自殺者のほぼ50%が先住民だという。検視官による調査が終わった133件の自殺の中で、122件は男性。自殺した男性全ては10歳から39歳で、112人は首吊り自殺、88人は失業中、76人は自宅または自宅周辺で自殺している。