【シドニー23日AAP】20日の夜遅くに激しい降雨に見舞われたNSW州ハンターバレーで、水の氾濫した土手道を車で通ろうとした子供3人の母親、レイカ・トーマスさん(29)が、車ごと水に流され死亡した。車は22日朝、土手道から500メートルほど離れた地点の水路に沈んでいるのが発見された。トーマスさんは、メイトランドからバンドングローブの家へ帰る途中で事故に遭い、事故当時、3人の子供達は親戚に預けられていた。
警察のピーター・フォックス警部は、「疑わしい状況は見られず、悲劇的な事故だったというしかない」と述べ、「たいした深さではないと思って水の氾濫した道を渡ろうとする人がいるが、水深がさほどなくても流れの速い水は車を簡単に流すことができる」と、警告した。
事故現場近くのダムは、雨のために氾濫しており、ロワーハンター地区の小川や川は洪水状態になっていたという。