【シドニー２３日ＡＡＰ】国内の宿泊施設を代表するオーストラリアホテル協会は２３日、９月にシドニーで開催されるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）期間中に、シドニーを避ける必要はない事を国内外の旅行者に訴えた。

　初期の予想と反して、世界各国のリーダーが集まるＡＰＥＣ開催期間中に、シドニー市内のホテルが満室になることはなさそうで、ホテル業界は逆に、ＡＰＥＣを避ける旅行者による宿泊客減少を懸念している。

　オーストラリアホテル協会マネージャーのハミッシュ・アーサー氏は、「他州や国外からの旅行者の間で、ＡＰＥＣ開催中はシドニーをさけるべきという考えが広まっているようだが、ＡＰＥＣによってシドニーの通常活動が全てとまってしまうわけではなく、期間中の特別警戒態勢も大部分の観光業には影響を与えない。シドニーハーバーブリッジにも登れれば、マンリーへフェリーで行くこともできる」と、シドニーの観光業が通常通り行われることを強調した。