【シドニー23日AAP】クイーンズランド技術大学が行った研究によれば、体内浄化作用をもつ酸化防止剤の摂取方法として女性の間でもっとも頻繁に行われているのは、紅茶を飲むことだという。紅茶にはフラボノイドとして知られる酸化防止成分が含まれており、研究対象となった40から80歳の女性500人中の81%が、紅茶を飲むことによって同成分を摂取していることが明らかとなった。
酸化防止成分の効用は、科学的にまだ立証されていないが、ガンや心疾患を発病する危険性を下げることに関連しているといわれている。また、コレステロール値を下げ、俗に生活習慣病と呼ばれる様々な病気の発病リスクを下げることでも知られている。
同研究を率いた栄養士のピータ・デダロ氏は、「フラボノイドを豊富に含む紅茶を飲むことは、健康的なだけでなく、酸化防止成分を摂取する最も簡単な方法です」と語り、健康のために紅茶を飲むことを勧めた。紅茶以外にフラボノイドを豊富に含むものとしては、赤ワイン、チョコレート、リンゴ、バナナ、オレンジ、たまねぎ、幾つかのハーブ類などがあげられる。