【メルボルン24日AAP】VIC州にあるグランピアンズ国立公園で岩から転落し負傷した14歳の少女が、14時間ぶりに救出された。
この少女は23日午後4時30分ごろ、ワランブール・ハイスクールの他の生徒たちとともに国立公園のフォートレス・コースをハイキング中に深さ5メートルの穴に転落した。24日午前1時30分にようやくVIC州ボランティア救急隊員によって救出され、州西部のハミルトン基地病院に運ばれた。
VIC州ボランティア救急隊員のイアン・スミスさんは「この少女は、左右に体を打ちつけて5メートルほど下に転落しました。彼女が生きているのは本当に幸運なことです」と語っており、救助の際にはこの少女が岩と岩の間に挟まれていたため、隊員たちが狭い隙間をくぐって救出するのが困難であったと続けた。
救出時この少女はショック状態にあり、頭部を打ち胸部に打撲と切り傷を負っており、嘔吐があった上、か細い声しか出せない状態だった。「とても勇敢な少女で、救出後に長時間歩くなど、よく頑張った」とスミス隊員はコメントしている。