【シドニー26日AAP】シドニーのウルティモ地区にイアン・ソープ・アクアティック・センターがオープンした。この施設を設計した建築家ハリー・セイドラー氏は他界しており、彼の最後の作品となった。開業式にはセイドラー氏の妻が出席したが、イアン・ソープ氏は海外にいるために出席することができなかった。
ソープ氏はこの施設に自分の名前が付けられたことをとても光栄に思っているとの声明を発表し、「施設の開業に立ち会うことができず申し訳ありません。アメリカから帰国した際にはプールを訪れることを楽しみにしています。」と記している。施設内にはオリンピックサイズの競泳プールや娯楽用プール、プログラム用プール、スパ、サウナ、スチーム・ルーム、カフェ、フィットネス・センターなどがある。
設計に関わったジョン・カッロ氏は「建物の大きさをより強く感じてもらえるよう、入り口が意図的に低く設計されています。ハリー(セイドラー氏)は来訪者が建物に入ったときの驚嘆を見込んだのです」と語っている。