【キャンベラ26日AAP】労働党は今回の連邦議会選挙で、2億2000万ドルを拠出し、オーストラリアの奥地や遠隔地にワンストップ・メディカル・センターを設立することを公約に掲げている。GP(一般開業医)の「スーパークリニック」は、ケビン・ラッド労働党党首が掲げる20億ドルのヘルスパッケージの一環。
「スーパークリニック」の設立が実現すれば、医療ケアが改善され、病院が抱える問題を軽減することができると、医療関係者らは今回の労働党の発表を歓迎している。
一方、トニー・アボット保健相は、労働党は連邦政府のイニシアチブに対し巻き返しを図っているに過ぎないとした。
同案のもと、労働党は医療ケアサービスが乏しい地域におけるクリックの設立に投資を行う予定。
センターでは、GPや専門医によるサービスを一箇所で受けることができると同時に、医学生や研修生を訓練するためのスペースも確保される。労働党は、医師不足に苦しむ地域にとって、同センターの設立は医療専門家や研修生を獲得するための手段となるだろうと考えている。