【キャンベラ6日AAP】中国が貸し出す2頭のジャイアントパンダが、間もなくアデレード動物園にやってくる。
ジョン・ハワード首相と中国の胡錦濤(こきんとう)国家主席は、6日シドニーで開催されているAPEC会議で、公式な10年間のパンダ借用条約に調印することとなっている。
今回の調印の成功には、アレキサンダー・ダウナー外相が中心的な役割を果たし、世界的なパンダ生存計画の一部として、オーストラリアでもパンダの飼育と繁殖が試みられることとなった。
ダウナー外相は、「アデレードからの国会議員という立場からだけではなく、外相としての立場からも中国政府と交渉を続け、オーストラリアの動物園に2匹のパンダを連れてくることに努力した結果、地元の動物園にパンダが来ることとなった。この動物園は、昔私の祖父が園長を務めていたところなので、とても嬉しく思う」と、喜びを語った。