【シドニー6日AAP】米国在住の主要な中国人活動家の1人で、受賞経験もあるウェイ・ジングシェング氏は6日、シドニー市内のハイドパークで行われたデモ集会で、西側諸国の中国の機嫌を取ろうとする試みは、同国の共産主義政権をさらに危険なもととしているにすぎないと訴えた。
6日朝、ドシャ降りの雨にもかかわらず、さまざまな抗議グル―プから約250人ほどがデモ集会に参加し、会場には中国政府が反体制派の人々に対して使っているといわれる絞首門やその他の拷問道具の実物大模型が並べられた。
ウェイ氏は、「中国は、国境問題に関して無謀な野望を抱いている。中国政府はその周辺諸国と世界に大混乱を招くだろう。主要な西側諸国が、中国を後押しし、その機嫌と取ろうとしているのは非常に残念なことだ。これによって中国政府はさらに危険な存在となる」と、大きな懸念を表明した。
今回の集会はファルンDAFA団体と自由中国団体によって企画され、シドニー中心ビジネス区(CBD)周辺で4千人に上る参加者が予測されている。現在、ベルモアパークで1日中行なわれる集会が開かれており、他に3時間の集会がミルソンズポイントで6日午後6時から予定されている。