【シドニー7日AAP】ハワード豪首相とプーチン露大統領が、オーストラリアからロシアへのウラン輸出の契約を締結した。
プーチン大統領は7日午前、APECサミットに出席のためシドニーに到着した。ダウナー豪外相は、この取引によってオーストラリアの採掘会社がウランをロシアに輸出し、ロシア国内の需要に応えることが可能になると述べている。
ロシアは核拡散防止条約の調印国であり、核を保有する5カ国のうちの1国である。ダウナー外相は、核拡散防止条約による予防措置があるため、ロシアが軍事目的でウランを使用したり、第三国にウランを輸出することはできないとしており、「ロシアの原子力産業は、アメリカやフランスなどと同様に、国際原子力機関の保護下にある」とコメントしている。