【シドニー13日AAP】テレビのリアリティ番組、ビックブラザーの元ハウスメイトで、イラクで人間の盾としてボランティア活動に参加したこともあるゴードン・スローンさん(34)が12日、中国、北京の病院で、不可解な状況の中、死亡した。
スローンさんの友人ドナ・ムルへーンさんによれば、12日に北京病院が、スローンさんの生命維持装置を停止したという。外務貿易省(DFAT)は、メルボルン在住でニュージーランド生まれのオーストラリア人であるスローンさんの死を、12日公式に確認し、現在DFATが家族の援助を行っている。
ムルへーンさんは、「彼が死亡したと聞いた時は本当にショックだった。彼は、無敵だと思っていた。身体的、精神的、人格、すべての面において、とても大きい器を持った人だった。恐れ知らずで、何者にも負けないと思っていたのに」と、スローンさんの死亡の知らせを聞いたショックを語った。ムルへーンさんとスローンさんは、2003年にバグダッドで人間の盾として数カ月間一緒に働き、イラクでホームレスの子供達のために避難施設を設置するなどの活動をおこなったいた。2001年にビックブラザーのシリーズ第1回目にハウスメイトとして参加する前は、建築家として働いていた。