【メルボルン23日AAP】環境問題に積極的に取り組むアル・ゴア元米副大統領が、野党労働党の環境政策を支持すると表明した。ケビン・ラッド労働党党首との共同記者会見の席で、ゴア元副大統領はラッド党首の環境政策をハワード首相の政策よりも支持しており、自分がオーストラリア人だとしたら一票を投じる大きな要因になるだろうと語った。
ゴア元副大統領は「ラッド党首とハワード首相の姿勢は全く対照的です。一人は環境問題を解決するために国際条約を批准するという姿勢ですが、もう一人はその逆です。もしオーストラリアが方向転換をして京都議定書を批准したならば、世界中に、とりわけアメリカに電撃的な効果を及ぼすでしょう」とメルボルンで記者団に語っている。
ラッド党首は自分が首相に選ばれたら、12月に国連で開かれる気候変動に関する会議の前に、京都議定書を批准すると述べている。