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メルボルンで路面電車が衝突、12人が病院へ運ばれる

 【メルボルン24日AAP】24日午前10時30分すぎに、メルボルン郊外サウスヤラのセントキルダ道路とレオポールド通りの角で2台の路面電車が衝突し、12人が病院で手当てを受け、運転手1人が車両内に閉じ込められる事故が発生した。

 ヤラトラムのスポークスマン、コリン・タイラス氏によれば、メルボルン行きの6番線路面電車が、交差点を通過しようと加速していた別の電車の後部に衝突。メトロポリタン救急サービス(MAS)によれば、病院へ運ばれた人数は12人となっているが、タイラス氏は10人と発表している。

 負傷した乗客は路面電車内で応急処置を受けた後、救急車で病院へ運ばれたが、歩いて電車から降りた乗客もいたという。車両後部に閉じ込められた運転手は、パラメディックによって救出された後にアルフレッド病院へ運ばれた。負傷した乗客および運転手の状態は安定しているという。

 今後、事故原因の解明が行われる予定だが、事故に巻き込まれた1台は交差点で停止した状態から加速し始めたばかりで、速度が事故の原因ではないものと見られている。ヤラトラム社は、事故に巻き込まれた後に事故現場から立ち去った乗客に対して、情報提供を呼びかけている。

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