【ダーウィン24日AAP】BOC社とダーウィンLNG社との合意により、オーストラリア国内初となるヘリウム工場がNT準州に建設されることとなった。クレア・マーティンNT準州首相は24日、この3千3百万ドルをかけた計画を歓迎する意向を表明し、この新工場によって、国内と輸出用のヘリウム需要すべてを満たすことができるようになると説明した。
同NT準州首相は、「天然ガスはNT準州の未来を担っています。このダーウィンの新しいヘリウム工場によって、この天然資源が持つ大きな可能性が示されるでしょう」と期待を膨らませ、BOC社に続いて、ダーウィンにパイプラインを通して供給される天然ガスを産業に活用するようにと、他の企業へ呼びかけた。
ダーウィンは、国内で2番目の規模を持つ国際的な天然ガス供給拠点となっており、ウィックハム・ポイントの液化天然ガス工場からは日本へのガス供給が行われている。NT準州では、この他に、アンモニア、メタノール、オレフィン、またこれらの化学物質からの派生物質を利用した計画も検討されている。
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