【シドニー2日AAP】情報公開法のもとニュース紙が入手した統計で、過去4年間でNSW州救急隊員の時間外労働が2倍に増加したことが判明した。
昨年度の救急隊員の全時間外労働は83万247時間で、この時間に対する納税額が1億539万2147ドルとなった。時間外労働は2003年~2004年度の51万8817時間から著しく跳ね上がった。
時間外労働が増加した背景にはNSW州救急サービスの緊急部門の存在がある。この部門では、搬送先の病院で患者のベッドが提供されるまで隊員は患者に付き添わなければならない。「ベッドの提供を待つ間に、救急隊員による治療が続けられる場合もある」とNSW州救急サービスは声明文で述べた。