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オーストラリア国民のアメリカ像調査、最悪な点は大統領

 【シドニー3日AAP】シドニー大学の米国研究センターがオーストラリア国民1、213人を対象に実施した調査によれば、米国が率いるイラク戦争の破綻が大きく懸念されるなか、国民の米国に対する肯定的な感情度はこの30年間で最低値を記録したという。

 3日のニュース・リミテッド紙の報道によれば、同調査で米国に関して嫌いな点はという質問に対して、大統領と回答した人が最も多かった。また回答者は、イラク戦争が米国とオーストラリアの関係に悪影響を与えていると考えていることも明らかとなり、ジョン・ハワード首相の国民はイラク戦争と米国の外交政策を支持しているという意見と相反する結果となった。

 イラク戦争へ反対する割合は64%で、現在オーストラリアがテロ攻撃の標的となっているのはテロリストとの戦争のためと考える割合は73%。しかし、依然として回答者の92%が米国とオーストラリアは安全保障の面で強いつながりを維持していくだろうと考えており、79%が米国との連合関係が国の安全保障に重要と考えている。同時に、半数近くの国民(48%)が、オーストラリアはもっと独立した方が良いとも回答している。国民の米国への信頼度は2001年の調査での66%から今回の37%へと、わずか6年間でほぼ半減する結果となっている。

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