【シドニー4日AAP】4日午後5時30分過ぎに、シドニー湾でボートの乗船客が4頭のザトウクジラを目撃した。
マッコーリーラジオ局への通報によれば、夕暮れ時に、母親と子供のクジラを含む4頭がノースヘッドとサウスヘッドの外側で目撃され、4頭は岬の間を泳いで約300メートルほど湾内へ入った後、しばらく泳ぎまわっていたという。
国立公園・野生動物サービス(NPWS)に目撃の通報があったことは確認されているが、NPWS職員が現場へ向かった時にはクジラは確認できなかった。NPWSスポークスマンは、「この時期にシドニー湾でクジラが目撃されることは非常に珍しいことですが、4年前の10月13日に湾内でクジラが確認されたことがあります」と、クジラが実際に目撃された可能性があることを述べた。
現在は、クジラが南へ移動する時期であり、たくさんのクジラが南極へ向かっているが、これらの大部分はオーストラリアの東海岸からかなり離れた海域を通過するという。