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シドニーの病院でX線写真が診断されずにたまっている

 【シドニー6日AAP】シドニーの病院で何千もの診断用画像が診断されていない状態にある。この原因は、時代遅れのテクノロジーと放射線科医の不足にある。

 シドニー・モーニングヘラルド紙によると、シドニー西部のリバプール病院では4500にもおよぶ画像が放射線科医による報告を済まされておらず、診断されていないCTスキャンやX線写真、MRIなどの数はこの2倍にのぼると病院関係者は語っている。

 NSW州野党保健省のジリアン・スキナー広報官は、診断が遅れることで患者の健康が危険にさらされていると批判している。

 なお、ロイヤル・プリンス・アルフレッド病院やウエストミード小児病院など、コンピュータ化されたデジタル画像システムが導入されている病院では、これほど多くの未処理画像の報告はない。

 苦境に立たされているリーバ・ミーガーNSW州保健相は、同州が過去6年間に放射線研修医の数を56名から93名に増加させたと述べている。また同州政府の広報官は、スキャン画像を診断するためのデジタル技術に、今後110万ドルを拠出すると発表した。

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