【メルボルン6日AAP】児童への性的搾取容疑で起訴されているタスマニアの元市長が、男に殴られて重体となっている。
マルコム・イアン・フェントン元市長(63)はバーニー治安判事裁判所において今月、3回目の出廷が予定されていた。しかし現在、ロイヤル・ホバート病院で生死をさまよっている状態である。
フェントン氏は1999年4月から2000年11月までワラタ・ウィンヤード市の市長を務め、その後は市会議員を務めた。しかし17歳以下の未成年者と性的関係を続けるなどの3つの罪状で起訴され、今年6月にバーニー治安判事裁判所に初出廷していた。この不法行為は1984年6月1日から1989年12月31日までの間に行われたとされている。
ニューズ・リミテッドによれば、フェントン氏を殴ったシャウン・バーンズ容疑者(32)は重傷害罪で起訴され、すでにデヴォンポート治安判事裁判所に出廷している。バーンズ容疑者は犯行時、フェントン氏の頭部を膝蹴りして上半身や顔面を何度も蹴ったり踏みつけるなどした。