【キャンベラ７日ＡＡＰ】キャンベラ病院の待合室で５日夜に心臓発作を起こした男性（３０）が６日、死亡した。発作後、男性は待合室で４時間待機していたとされる。

　ＡＣＴ野党保健スポークスマン、ジャクイ・バーク氏は、ＡＣＴ政府は男性の死に対して説明責任を負うと非難。同氏はＡＡＰに対し、「今回の件は非常に残念な結果となったが、このような事態は予想できた。現場で働く人々に同情する」と語った。

　「状況は悪化している。我々は政府にその責任を追及すべき」とバーク氏。

　自由党は労働党に対し何十年もの間、順番待ちリストや空きベッド数などに関する医療システムの改善を求めて働きかけてきた。

　バーク氏は、ＡＣＴ政府はより良いシステムを運営するための十分な資金があったにも関わらず、システムを管理する方法が分からなかったとした。「管理方法については長期的かつ綿密に調査する必要がある。医療システムがいかに官僚化されてきたかを認識すべき」とバーク氏。

　キャンベラ病院は、男性の死亡原因が確定するまでコメントを控えている。