【メルボルン8日AAP】長引く干ばつが影響し、過去7年間でVIC州の農業経営者106人が自殺していたことが判明した。
ビヨンドブルーの副責任者のニコール・ハイエット氏は、VIC州の検死官がヘラルド・サン紙に提出した件数は自殺と確定した件数に過ぎず、実際の自殺件数はさらに多い可能性があるとした。
自殺者の多くが中年の男性農業経営者で、うち女性は3人。自殺の約半数において拳銃が使用された。
ハイエット氏によると、地方で発生した車両単独事故は自殺の場合が多い。「自殺と判断されずに事故とみなされるケースが多い。干ばつの影響が人々の精神や生活に著しい影響を与えていることが分かる」とハイエット氏。