【キャンベラ8日AAP】オーストラリア軍とオランダ軍が駐留するアフガニスタンのウルズガン州で8日夜、沿道の豪軍隊車両が狙われる爆破事件が発生し、豪兵士1名が死亡し、1名が重傷を負ったことが確認された。敵の直接的な攻撃で死亡したケースは今回が初めて。死亡した兵士の名前は公表されていない。
豪国防軍は8日夜、豪軍のあるグループがウルズガン州でパトロールを実施していたところ、敵軍が豪軍車両の隣で簡易爆発物を爆破し、同グループが巻き込まれたと発表した。
「負傷した兵士はすぐに応急処置を受け、国際治安支援部隊(ISAF)のヘリで近隣の医療施設へ搬送された。現在も治療が行われている。同兵士の容態は深刻だが、命に別状はない」と国防軍は語った。
最近、国際復興タスクフォースに対するタリバン武装勢力の攻撃が強まっており、先月にはタリン・コート近郊で発生したタリバン勢力との戦闘の際、豪兵士3人が負傷。また、8月には敵軍との銃撃戦で豪軍の2部隊が負傷している。