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2才の幼児、寝室から出火した火事で死亡

 【ブリスベン9日AAP】9日午前7時20分ごろ、ブリスベン北約400キロにあるバンダバーグで、二階建て住宅が燃え、両親と3人の男児(7歳、3歳、生後8ケ月)は無事屋外へ逃げることができたが、寝室にいた2歳の男児が逃げ遅れ死亡した。

 死亡した幼児の寝室から出火したとみられる火事は、瞬く間に家中に広がり、隣人のロバート・アダムスさんが逃げ遅れた幼児を救出しようと裏戸を蹴り倒した瞬間、バックファイアーによって巨大な火の玉が外へ広がったという。アダムスさんの勇敢な救出努力にもかかわれず、幼児は黒こげとなった住宅の跡から遺体となって発見された。

 警察の発表によれば、20歳代の両親と8ヶ月の男児が燃える住宅から避難し、通りががりの人が2人の少年を救出したという。両親はバンダバーグ基地病院で、軽い切傷、火傷、煙を吸入したための治療を受け、7歳の少年は軽い火傷のため同病院に入院した。赤ちゃんと4才の男児にはケガはなかったもよう。
 
 QLD州消防救出サービスのスポークスマンによれば、今回の火事に疑わしい点はなく、死亡した幼児の寝室から出火したものとみられている。家には煙警報器が設置されていたが、作動していなかったという。

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