【キャンベラ14日AAP】11月24日に行われる連邦議会選挙で初めて有権者となる人は、今回の選挙から導入された改正法に基づき、投票権を得るために10月17日午後8時までに選挙人名簿に登録を行わなければならない。登録の際には身分証明証を提示する必要がある。また、身分証明証を提示できない場合は、申請者の親族以外の身元保証人2人が必要になる。選挙人名簿から削除された人に関しても、再登録のために同様の手続きが必要になる。
10月19日から選挙日当日の間に18歳になる人、また19日から11月23日までにオーストラリア市民権を取得する人は、名前と住所を更新するだけで良い。
労働党や少数派政党は、この厳重なシステムの導入により、従来与党に反発して他政党に投票する傾向の高い若者の投票権が奪われること、また選挙人名簿の登録を先延ばしにしていたことに関して政府を非難した。
オーストラリア選挙推進委員会は、この数週間にかけて選挙人名簿の登録を促す大規模なキャンペーンを実施し、手続きが必要な人に対する呼びかけを行ってきた。
グリーン党上院議員のラリッサ・ウォーターズ氏は、若い有権者の3分の1以上が名簿に登録されていないとした。「投票に参加しないということは、41万人におよぶ若者の未来は彼らが票を投じていない人たちによって決定されるということ」とウォーターズ氏は声明文で述べた。