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ロイヤル・ノース・ショア病院、患者ケア問題 調査委員会設置へ

 【シドニー15日AAP】シドニー在住のジャナ・ホースカさんがロイヤル・ノース・ショア病院の緊急病棟で2時間待った末、流産した件を受け、牧師のフレッド・ナイル議員は16日、同病院の患者へのケアの質を調査する共同委員会の設置を上院に求める方針を示した。

 ホースカさんが流産した後、ロイヤル・ノース・ショア病院での患者のケアや予算管理面に関する批判が殺到した。

 ナイル氏によると、委員会は病院の臨床管理システム、スタッフの配属、組織構造、資源分配の効率性を調査するという。委員会は野党議員2人と無所属議員2人の計4人で構成され、ナイル氏が議長を務める。委員会は、NSW州の公立病院のシステムにおいて、患者のケアを改善するための戦略や対策を検討し、採用していく見通し。

 モリス・イエマNSW州首相は、労働党が今回の委員会の設置に関して支持する意思があることを示した。

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