【シドニー22日AAP】フェアファックス各紙は、子供に拡大している肥満の問題は誇張されており、実際は貧困層やある特定の民族の間で集中的に広がっていることが研究結果で明らかになったと報じた。
低所得家庭の子供は高所得家庭の子供と比較し、肥満になる傾向が2倍。また、太平洋諸島系、中東系、アボリジニ、南ヨーロッパの民族背景を持つ子供は肥満になるリスクが高い。
同研究は6歳から18歳までの子供8500人を対象に実施され、この種の研究の中では社会階級や民族を調査した最初の研究となった。
シドニー大学栄養・健康教育学の準教授、ジェニー・オーディー氏は、子供の肥満が大幅に増加したのは1985年から1995年の間で、肥満率は1.5%から5%に上昇した。肥満児の割合は2006年までに6.3%へとわずかに上昇したと語った。
子供の肥満から発症する主な病気として2型糖尿病が挙げられる。