【シドニー28日AAP】ジョン・ハワード首相は28日、連立与党が今回の連邦議会選挙で勝利した場合、職業訓練バウチャープログラムへの資金供給額を倍増し、技術者不足の問題に取り組む計画があることを発表した。
職業訓練バウチャープルグラムとは、25歳以上の国民に職業訓練を受けるためのバウチャーを配布することで、訓練費用を支援するというもの。同計画のもと、現在の人数に加えて、さらに年間60万人が職業訓練を受けることが可能になる。訓練内容は、管理、コミュニケーションスキル、会計、数学、ITなど。
連邦政府は1月、4億8000ドルを拠出し同プログラムを導入した。以来、すでに4万5000以上のバウチャーを配布している。
ハワード首相は、25歳以上の労働者の基本的な技能を改善することが、従業員の昇進、高度技術への対応、失業者の技術向上に貢献することになるだろうと語った。「同計画により、大勢のオーストラリア人が実践的で有利な技術を身に付け、労働市場に参入することができる」 とハワード氏。