【メルボルン2日AAP】ニューズ・リミテッド系紙の報道によれば、最年少で12歳の子供を含む何百人もの未成年者が、携帯電話でテキストメッセージを送信することで無料のコンドーム配布を受けているという。
健康促進機関マリー・ストープス・インターナショナルが、性病の感染を減少させることを目的に開始した「テキストしよう」活動は、開始後1週間で400件のメッセージを受取っている。SMSメッセージ送信者は目立たないように通常の封筒に入れられた2つのコンドームを配布される。テキストに送信者の年齢は要求されないために、活動開始4日間で何百人もの学生がコンドームを受取った。同活動の開始時期は、年末の卒業パーティ時期と偶然にも重なっている。
両親らは、同健康促進機関の活動が未成年車のセックスを奨励していると反感を示しており、オーストラリア家族協会(AFA)も、「この活動は、年末の卒業パーティ時期に子供達がセックスを行うことが予測されていると彼等にメッセージを送っているようなものであり、決してそうあるべきではありません」と、同活動に抗議する姿勢をみせた。
オーストラリア・マリー・ストープスは、「確かに年齢制限がないのは懸念事項かもしれないが、この活動に限らず、子供は健康センターでも身分証明書を提示することなしに無料のコンドームを入手できるようになっている」と説明し、未成年者へのコンドーム無料配布が大きな問題ではないとする見解を示している。