【ブリスベン2日AAP】マレーシアの格安航空会社エアアジアX航空が3日から、オーストラリアで最も人気ある観光地ゴールドコーストへの運行を開始する。ゴールドコースト観光局関係者は、この新たな航空会社の運行が加わることによって、繁栄を続ける同市にさらなる成長の機会が与えられることを期待している。
エアアジアX航空は、クアラルンプールとゴールドコースト間の直行便を週4回運行する予定で、初運行便はマレーシア政府関係者を含む320人の乗客を乗せ3日午前7時40分に到着する予定。エアアジア航空の格安航空券を使用してアジアの86都市へ飛ぶことができるクアラルンプールは、アジア旅行の起点として考えられている。ゴールドコーストからクアラルンプールまでの片道航空運賃は250ドルとなっており、ライバル航空会社運賃の約半額。
エアアジアX航空の20%はサー・リチャード・ブランソン氏のバージングループが所有しており、20%は東南アジア最大の航空会社エアアジア航空が握っている。先月にエアアジアX航空が航空券の販売を開始してから、予想以上の売上が記録されており、同社は、ゴ―ルドコーストに年間5万人の乗客を送り込むことを予測している。