【カンパラ2日AAP】オーストラリア人夫妻がウガンダで孤児のために大学の設立に取り組んでいる。
フランシス・オディダさんとトルーディ・オディダさん夫妻は、ウガンダ・オーストラリア基金というNGO(非政府組織)を運営しており、これまでにHIV/AIDSで親を失った4000人もの孤児を養ってきた。これまでいくつかの学校や医院を設立し、ウガンダ政府に引き渡してきている。
フランシスさんは「孤児の中には、大学に進学する年齢に達する子たちも出てきました。私たちは彼らが幼児のころから世話をしてきていますので、ここまできて見捨てるようなことはできません。彼らが勉強を続けられるよう、私たちは大学を設立しているところです」と語っている。またアメリカにあるリージェント大学が快く協力を申し出てくれたため、大学のコース概要や本、教材などが提供され、学生や教員の交換プログラムも行われる予定。
ウガンダ政府のナミレムビ・ビタマジール教育大臣は、大学設立について感謝の意を表明したうえで、「ウガンダではまだ大学が不足しており、大学に進学したくてもできない学生がいるのです」と述べている。