【キャンベラ４日ＡＡＰ】ジョン・ハワード首相、ピーター・コステロ財相、マーク・ベイル副首相は４日、シドニー、メルボルン、ブリスベンで同時記者会見を行い、１０５億ドルの道路・鉄道建設計画を発表した。

　同パッケージのほとんどはオースリンクプログラムのもと、すでに予算に計上されており、割当予算はシドニーが３０億ドル、ＱＬＤ州南東部５２億ドル、ＶＩＣ州が２４億５０００万ドル。

　オーストラリア準備銀行が６日に行う役員会議で、金利の引き上げが予想されることを受け、ハワード首相はインフラへのさらなる資金投入が景気過熱に繋がる可能性を否定した。

　「この国にはインフラ整備が必要。過去数年間、ビジネス関係者やジャーナリストはインフラへの追加投資の必要性を主張してきた。インフラ整備に対する１０５億ドルの予算は今後４年から５年にかけて使われることから、この計画が経済に対しインフレ圧力を強めることはない」とハワード首相は語った。