【シドニー9日AAP】豪大手食品会社サンライス社が、NSW州南部にある自社工場で180名の人員削減を行うことを決定した。
長びく干ばつの影響で2008年の米の収穫量は1万5000トンにまで落ち込むことが見込まれており、これは1928年以来最も少ない量である。これによってサンライス社はリベライナ地区での事業を縮小せざるを得ない状況に追い込まれている。
サンライス社のゲイリー・ヘルー最高経営責任者は、事業縮小にともない180名の人員削減を行うとし、「雇用者は給付や解雇手当を受けることになります。同社ではカウンセリングや経済面での相談、再就職支援および訓練などを提供し、雇用者とその家族を支援するためにできる限りのことをしています」という声明を発表している。
サンライス社はオーストラリアの大手食品会社であり、年間売上高は7億4000万ドルで、オーストラリア国内の全従業員670名のうち400名がリベライナ地区での雇用である。