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コーラル海、海洋油田とガス田開発の危険にさらされる

   【ブリスベン13日AAP】オーストラリア緑の党は13日から3年計画のコーラル海保護活動を開始し、同海域が油田やガス田開発企業の標的となる前に、次の連邦政府は同海域の保護活動に介入するべきと呼びかけた。

   同活動は、現在のグレートバリアリーフ海洋公園の指定海域を拡大してコーラル海を含め、同海域を世界最大の保護海洋公園としようとするもの。35万平方キロメートルの海域に広がるグレートバリアリーフ国立公園からさらに80万平方キロメートル沖合いに広がるコーラル海には30のサンゴ環礁があり、メカジキ、ウミガメ、サメ、マグロなどの大型海洋生物が生息している。 

   緑の党ボブ・ブラウン党首は、「緑の党は3年計画の同活動を通して、政府がコーラル海の価値を認識し、将来のオーストラリア人が我々と同様にこの海のすばらしさを体験していくことができるように努力するよう訴えていくつもりです」と語り、原油価格の上昇に伴って油田開発を広げていく多国籍石油企業の手からコーラル海を守る必要性を強調した。

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