【メルボルン13日AAP】最新の調査結果によれば、多くの女性が家族、仕事、社交生活の微妙なバランスと取りながら上手く生活している一方で、経済面の管理は苦手としているようだ。
シティバンクが13日に発表した調査結果によれば、調査対象となった全国400人の女性の大部分が男性と比較してお金の管理の知識に弱く、33%の女性が予算、貯金計画、保険、遺書などに関した質問に対し100点満点中30点以下という結果となっている。50点以上だった女性は全体の28%、これに対して男性では40%が50点以上となっている。また、引退後の女性の財政状態は男性より悪く、月当たり802ドル少ない資金を持つことも明らかとなった。
同銀行の投資販売部門全国マネージャー、ジョアンヌ・モーガン氏は、「自身の経済問題を考えるきちんとした時間を持つことは、ヨガやジョギングに時間をさくのと同じように重要な課題です」と語り、女性が自身のお金の問題に対して与えられるべき優先度を与えていないことを指摘した。
また、女性の23%が給料を貯金に回すことはほとんどしないと回答しており、わずか13%のみが将来の経済状態に対して非常に明るい見通しと回答している。同報告書は女性の経済問題への取り組みの遅れの原因として、知識不足、無関心、自信が無い、時間が無い、男性への過剰依存などを挙げている。