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ガソリン価格 過去5カ月で最高値を記録

 【キャンベラ19日AAP】国内の先週の平均ガソリン価格が1リットルあたり1ドル31セントまで上昇し、過去5カ月間で最高値を記録した。ガソリン価格は今後も高騰し続けることが予想される。

 豪石油委員会の週間報告によると、国内の全主要都市でガソリン価格の高騰が見られた。ダーウィンでは1リットルあたり1ドル40セントまで上昇。一方、ブリスベンでは1リットルあたり1ドル23セントだった。数カ月前と比較すると、家庭のガソリン費用は1カ月あたり15ドル以上増しとなった。

 コムセック証券の経済学者、マーティン・アーノルド氏は、シンガポールのガソリン価格基準が上昇していることから、今後も国内のガソリン価格は高騰する見通しとした。同氏は、ガソリン価格が高騰し続ける背景には数々の国際的要因があるとした。

 「石油市場は依然として厳しい状況にあり、ガソリン価格を引き続き高騰させている。世界石油需要は減少したが、今年の米国の冬が例年よりも寒くなることが予想され、結果的に需要は減少していない」とアーノルド氏。また同氏は、「中東地域の情勢が安定しない点も石油市場が依然として不透明である理由」とした。

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