文化・芸能

ニコール・キッドマン、裁判所で証言 パパラッチの恐怖体験を語る

 【シドニー19日AAP】ハリウッドスターのニコール・キッドマンさんは19日、NSW州最高裁判所に出廷し、カメラマンのジェイミー・フォーセット氏を含むパパラッチに追跡されたときの恐怖体験について語った。キッドマンさんは、今では24時間体制で護衛用の警備員を雇っているという。

 サン・ヘラルド紙は2005年1月、フォーセット氏は「シドニーで最も嫌われたカメラマン」で「執拗で恐喝まがいの行動をする」という内容の記事を掲載。昨年の公判で、判事は同記事はフォーセット氏に対する名誉棄損にあたると判断した。以来、記事の内容の事実関係を確認するため、キャロリン・シンプソン判事はフェアファクス社が求める証人に対して証人喚問を実施してきた。今回、キッドマンさんはフェアファックス社から要請を受けて証言台に立った。

 キッドマンさんは、2005年1月にシドニーの両親宅へ車で向かっている途中でフォーセット氏に追い回され、その執拗な追跡に「殺意」さえ感じたと証言した。キッドマンさんは当時を振り返り、運転手のジョン・マニング氏が「パパラッチたちの運転は荒く、信号も無視し、中央分離帯を飛び越えてきた」と語ったとした。キッドマンさんは、マニング氏は「パニック状態」のようだったと話し、事故を起こすのではないかと非常に不安な思いをしたと語った。

 キッドマンさんは、昨年のクリスマスやタヒチでのハネムーンのときもフォーセット氏に執拗に追跡されたと語った。

 20日、フォーセット氏に対する証人喚問が実施される。

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