【ゴールドコースト２０日ＡＡＰ】警察が２０日発表したところによれば、ゴールドコーストで恒例となっている高校卒業生の卒業パーティー期間に入って４日目で、すでに昨年同時期の２倍以上となる数の学生が観光地の目抜き通りで逮捕されているという。１９日夜に逮捕された７２名のうち３４名が学生で、４日間で逮捕された学生の合計数は１０５人に上る。

   同州のアナ・ブライ首相はゴールドコーストで卒業を祝う学生に対し、大人社会への一歩を犯罪歴から踏み出さないようにと呼びかけた。逮捕の大部分は公共での迷惑行為によるものだが、エクスタシ―錠剤を所持しているところを見つかり危険な薬物所持の罪で起訴された１６歳の少年もいる。

   ゴールドコースト地区管轄のジム・キオフ警視は、「飲酒が若者の判断力を下げ、反社会的行動を引き起こす原因となっており、アルコール摂取量を抑えることが明らかに必要です」と語った。日曜日の夜にサーファーズパラダイスを視察した自由党のブルース・フレッグ党首は、未成年者の飲酒に対しより厳しい規制をかけるよう政府に請願する動きを支持する姿勢を表明している。