【シドニー21日AAP】世界で最も進んだ人間型ロボットといわれ、ホンダの21年間におよぶ研究と開発の結晶であるASIMOが、21日にシドニーのダーリングハーバーで観衆の見守る中ダンスを披露し、「わたしは人間です」と宣言した。
身長1.3メートルのASIMOは、まるでロックスターのように観衆の前に登場した後、奇妙な具合に両足を床にはり付けたまま腰をくねくね動かし腕を振るダンスを披露した。1986年に開発されたホンダの初期ロボットEOは、一歩踏み出すのに20秒かかったが、現在のASIMOは舞台上のまっすぐな線を時速6キロの速さで人間と同じように走ることができる。
ホンダは将来、家事を手伝ったり、高齢者や車イスやベッド生活を送る人をサポートするロボットや、消火作業や有害物質漏れの除去作業など人間には危険な仕事を行えるロボットを作りあげることを目指している。
ASIMOは今週日曜日までダーリングハーバーでショーを行い、その次の週末にはパラマッタに登場する予定。